2014年3月2日日曜日

予想以上に進む、松原市の人口減少

人口減少がやばい、子どもが少ない…という話はよく聞きますが、実際のところはどうなんでしょうか。市が公開している様々なデータを調べてみると、思っていた以上に状況がひどいことが分かりました。

統計データ - 松原市



統計のExcelデータを基に、人口の推移(平成10~25年分)を分かりやすく抽出したのが下の表です。



この15年間で総人口が約1万人も減ってるんですね。さらに、この調子だと平成30年くらいには人口が11万人台に落ち込んでしまいそうです…。

そんな状況のなか、2010年(平成22年)に松原市は「子どもたちが夢を育み未来にはばたくまち 松原」を基本理念に、こんな計画を作っています。

松原市次世代育成支援行動計画(後期)を策定しました - 松原市

その「第5章 目標事業量」というページに人口の推計が載っているんですが、これちょっと見通しが甘すぎじゃないでしょうか。



「5年後には、今より2500人くらい人口が減ってるかな…」という推測だったのが、平成26年1月31日現在での人口が123,532人。
つまり、△2500人どころか△約3500人…たった5年前の予測なのに、推計より1000人も多く人口が減ってしまっているのです。人口12万人の松原市で、この誤差はそうとう大きいんじゃないでしょうか。

これはもう、「人口減少や少子高齢化を言い訳に、市民サービスが削られる」→「それを嫌ってさらに人口が減る」→「さらに市民サービスが削られる」…という悪循環に陥ってしまっているとしか思えません。

人口減少自体は日本のあちこちでおこっている現象ですが、こんな甘い計画を立て、有効な策を講じてこなかった責任は誰がとるんでしょうか…。



さらに指摘しておきたいのは、こういった不都合なデータをなるべく表に出そうとしない空気の危うさです。

この計画にかかる会議「松原市次世代育成支援対策地域協議会」は毎年度末に一回だけ開催されているのですが、2013年(平成25年)3月に行なわれた24年度の会議の資料は、2014年2月現在、約一年が経った今でも公開されていません
松原の子どもたちの未来に関わる会議がこんな調子で、本当にだいじょうぶなんでしょうか?

松原市次世代育成支援行動計画 - 松原市

人口減少も気になる問題ですが、「時勢を言い訳にしない」「積極的に情報を開示する」といった責任ある姿勢を市が見せてくれないことも不安につながり、悪循環を加速させているのでは…と思います。

2 件のコメント :

  1. 松原市の人口減はひどいですね。
    市に聞くと、「自然減です」っていうと思いますよ。
    しかし、実際のところは、市に魅力がないんですよ。
    市民の声に耳をかさない○長だから仕方がないか?
    だから、もっといいまちに住みたいと転出する人は多いけれど、他市町村から転入してくる人は少ないんです。
    逆に、松原の魅力を教えてほしいです。
    一度聞いてみようかなあ。
    一方、悪いことはいっぱい聞きます。
    ・道路は狭い。
    ・教育水準が低い。
    ・議員の質が低い。
    ・まち全体がくらい。
    ・変な臭いのする工場がある。
    ・○長は市民の声に耳をかさない。
    などなど・・・
    だれが、こんなまちに住みますか?
    考えたらわかりますね。

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  2. 澤井市長は無所属ですが
    大阪維新の会の推薦を受けており
    彼は隠れ維新なんですよ。
    わかりますか?
    返答願います。

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